子供のころから、絵心がなく、かなりコンプレックスだったのですが。
なんか、最近、職場でホームページをつくらされることが多いんですね。で、やっぱ、大変なのがデザイン。WEBのデザインって特殊で。 いろんなディスプレイサイズで表示されるから、スマホでみても、パソコンでみても、4Kディスプレイでみても、見栄えがちゃんとなってないとってのが大前提なのと。あといま流行りのUXなんてのが超難しい。大抵は、写真やイラストでごまかしてデザインを組み立てるのですが。
絵心がないので、イラストは、デザイナーさんにまかっせきりなんですね。
そんな感じなんですが、いくつかサンプル画面を用意する必要があって。予算がなかったので、CSSでデザインをなんとかしようとしたものを、社長さんにみられたのですが。
「赤松さんって、デザインは苦手って言うけど、わりとできてるのにデザインはやりたくないんですか?なんか、そういうこだわりでもあるんですか?」って、言われたんです。
うちの社長は、昔から、お店のポスターや、有名店のWEBサイトのデザインとかしてた、ばりばりのデザイナーらしいんですが、まぁ、なんしか褒められたんです。自分が一番苦手としているデザインで、です。
自分としては、もっとカチカチっとしたモノがいいと思うと言ったんですが。逆に、経験のあるデザイナーからすると、典型的なデザインは、デザイン覚えたての学生の作品に見えるので、逆によくないそうなんです。
まぁ、子供のころからWEBはさわってたし、数はつくってきたので、それなりに評価されたのかな?と。
けどね、WEBデザイナーって肩書は、好かんのです。
というのも、WEBデザインの勉強は、じつはけっこうしてきたのです。本もそれなりに読んだのですが。古典的なWEBデザインの知識のある人間からすると、印刷業界のバブル崩壊で職にあぶれたデザイナー達が、一斉にWEB制作に流れた時代があって。
そのくらいの時代から、基礎知識のない自称WEBデザイナーなる人達があふれかえって、めちゃめちゃになった時期がありまして。
まぁ、ようするに、そいつらと同じと見られたくないだけの話なんですけどね。チャラすぎるので。
そもそも、ホームページ「制作」ってのが気に入らんのです。ホームページは、工業製品だとわたしは考えているので、ホームページ「製作」であるべきなのです。
しかし、印刷業界から流れてきた、自称WEBデザイナー達が支配的な地位を占めている現状では、この考えは、きっと受け入れられないのだろうなと感じています。