お友達が、唯一ガンダムの中でSEEDだけは知ってるらしく。俺氏もガンダム好きなので、昨日から劇場公開されている、ガンダムSEEDの映画を観てきた。
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一言でいうと バチクソ面白かった。
基本的に、私は、宇宙世紀シリーズのガンダム派なので、アンチSEED派だったのだけど。SEEDディスティニーあたりで、「こういうガンダムもありかな?」と思って、ストーリだけは少し知ってて。
宇宙世紀ガンダムは、スペースノイド(宇宙生まれ)と、アースノイド(地球生まれ)の 人類同士の戦争なんだけど。 SEEDはもっとエグくて、遺伝子操作されて生まれた人類(コーディネーター)と、そうではない普通(?)の人類(ナチュラル)の人類同士の戦争なんだけど。
まぁ、どっちも、戦争は悲惨で悲しみしか生まないから、戦争ってよくないよねってのは一緒。
微妙に違うのは、宇宙世紀ガンダムは、かなりミリタリー寄りの要素が強くて、SEEDは、ミリタリー要素よりもSF要素がかなりある感じ。
なので、たぶん、いまだに、SEEDアレルギーの人もいると思う。
で、映画なんだけど、正直、観る前は不安で。
というのも、SEEDの劇場版のスターゲイザーが中途半端すぎておもんなかったので、いまさらガンダムSEEDの劇場版とか大丈夫か?という不安があって。
まぁ、結果的には、バチクソ面白かったので問題はなかったのだけど。
やっぱ、ストーリーはクソだったけど、SEEDに宇宙世紀ガンダムばりのミリタリー要素求めるのが間違ってるので、そこはSEEDとして観た。
だって、劇中の紛争のニュースとか それっぽいだけで かなり適当だし、その規模のクーデターいきなり起きないでしょってのが起きて、いやその規模のクーデターそんなにあっさり鎮圧されないでしょってのが、あっさり鎮圧されたり、とりあえず、ミリタリー要素としては、クソだった(笑)
でも、内容はすげぇよかった。
ラクスのラストの演説もめちゃよかった。
基本的に、優秀な遺伝子を残して、優秀な遺伝子をもつ人類が 力で平和をつくりましょうという敵側のイデオロギーに対して、主人公側は、人の命や価値は平等だみたいなイデオロギーで戦うんだけど、どっちが正しいかは、観る人によるので、それは知らんとしても。(一応、主人公もコーディネーター)
需要と供給で、人間って愛し合うものですか?違うでしょ?みたいなのが大きなテーマだった。
敵側は、俺等の遺伝子は優秀なんだから、俺等結婚しようよってラクスに迫るんだけど、ラクスは優劣とか下心や打算を愛とは呼ばないみたいなことを言ってて。 あーうまく説明できん。
つか、わりと、病んだ社会に対しての、アンチテーゼ的な内容で、作品としてのメッセージ性は非常によかったし。2時間通して、これこれ、このストーリ適当で 戦闘も無双しまくるこのはちゃめちゃ感に、オールスター勢ぞろいで、SEEDもういっかい見ようみたいな まさにガンダムSEEDって感じの2時間だった。
つーか、ガンダムとしてみるとつまらんけど、ガンダムSEEDとしてみるとバチクソ面白かった。